2009年10月10日

経済教育ネットワーク

昨晩、2ヶ月に1度のペースで持たれている経済教育ネットワークの京都支部会合に参加してきました。同志社の篠原総一教授が主宰されているNPOです。

その中での話ですが、大学入試問題の検証を前回から取り組んでいて、その経過報告と意見交換がなされました。検証報告ではやはり「単に知識を問う問題」が多く、その背景等を話し合いました。

中学教師の立場で感じたのは、やはり「知識のみを問う問題」が氾濫する基になっているのは、「知識のみを教え込む授業」が漫然となされている現状があるんだな、ってことです。
しかし簡単に、「知識のみを教え込む授業」が漫然となされている現状ばかりを声高に言えないのです。
つまりは授業が改善されなければその「授業の成果を問う問題」は変わらないわけですし、「問題作成者の意識」の方が変わらないことには、その問題を解かせる様に指導する教師が授業を改善できるはずがない、と、鶏と卵はどちらが、のループに陥りそうになるのです。

それでもやはり授業の改善に努めて、知識ばかりを暗記的に詰め込むのではなく、
より生徒が考えられる内容にするには、大学の入試問題の改革が必要だと思ってます。

大学の意識が変わらないと、高校やその下位に位置する中学での授業改善は望めない、とは言い過ぎでしょうか。

難しいです。

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