2007年02月23日

教師の仕事は5時半ですぐに帰れる仕事では無い

レポートの評価も時間がかかる仕事なんですが、
定期考査を作るのも大変なんですよね~。
毎年毎回、新しく作りなおして「新作」なんです。
もちろん結果的には同じ様な問題・テストになりますが、
先述の様に、「新しく作りなおして」→「毎回新作」なんです。

今週の月曜からはじめましたが、4日間九時頃までがんばってはいますが、
金曜日までかかりそうなんですよ。
こんな風に、教師の仕事は、定時に終わってすぐに帰れる、
というわけではありません。
生徒が帰ってからの仕事時間が確保されなければ、
教師の仕事はできないのです。(勤務時間中はほとんど授業です)

とろこで「授業」というのは、みなさんの想像以上に難しいものなんですよ。
教育実習生も、授業を見学しに来ている時には結構偉そうというか、
簡単にできるような気でいるのですが、
いざ自分が授業をやる段になると、「授業の大変さ」に気づきます。

ようするに、授業について考える「教材研究」の大変さにビビり、
計画を立てて学習を進める難しさに呆然となるのです。
ほとんどの実習生が真っ青状態になります。
そんな時に改めて気づくのが「教材研究・授業準備の大切さ」なのです。

話をもとに戻しますが、
実際に教鞭をとっている教師にとっても、
教材研究や授業準備はもちろん必要なんです。
新人であろうとベテランっであろうと、
授業準備を怠ると生徒にとって良い授業を提供できるわけないのです。

だから「教材研究の時間」が必要で、
その時間は生徒たちがいる昼間の勤務時間では現実無理。
ということは生徒が帰ってからやることになるのです。

その活動の補償として、
教師には「教育調整手当」というものが給与に加算されています。
これを残業手当として時間換算にして支給するとしたら、とんでもない額になることでしょう。

「教育調整手当」は、教師の特殊な仕事を補償する意味でも大切な役割があるのです。
他の公務員に比べて、単に給与が高い、というような報道がなされることが多いと感じます。
教師の仕事って言うのは5時半ですぐに帰れる仕事では無いということです。

もっとマスコミは勉強するべきだし、無責任な発言をしっぱなしにはして欲しくないですね。
前から言おうと思っていたことを、やっと書けました。

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