2005年05月26日

明日は実践研究協議会、公開授業。

明日はアントレプレナー教育の公開授業があります。
そこで指導案にも書きましたが、
明日の授業内容について紹介したいと思います。
  (カリキュラムの紹介です)

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人が職業に就く時、
いろいろと考えるなかで選択肢を絞り、
そして決定する。
選択の条件では、
その職業で得る賃金のことや
職場の環境にまで及ぶことは言うまでもないこと。

ただ、13才のハローワークで村上龍は

「世の中には2種類の大人しかいない。
好きな仕事を生活の糧にした人と、そうでない人に分かれる」(要約)
と述べているように、
仕事に就いている人は、自分の持つ才能に合致して
「好きな仕事」と感じる者と、
残念ながら「仕事が合っていない」
と感じる者とに大きく分けられるということでしょうか。

人が職業について考える時に、
本当に自分に合ったものを選択しているか、
について、現在の進路指導を考察してみると、
残念ながら近年の進路指導は進学指導になりがちで、
将来就く職業にまで考慮した指導とは
なっていないのではと思われます。
これは教室(学校)と社会とが
離れた存在になっているとも言え、
教室での学びが直接社会とつながっていることが
今後期待されることだと思います。

アントレプレナー教育は、
社会と学校の橋渡しとなる内容を取り入れ
社会の一員としての意識を育むというねらいもあり、
これらの課題の克服に役立てるカリキュラムです。

教室(学校)では、
自分が興味を持ったり好きな職業について
調べたりするカリキュラムは導入されてきているが、
自分の持つ力・才能について気づかせるカリキュラムは
少なかったのではないか、と感じます。

本当に自分に合った職業・仕事を見つけるためには、
自分について考える授業が必要だと思います。
今回の授業は、生徒が自分を見つめ、
自分について少しでも理解できればよいというねらいで設定しました。

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